女性の薄毛対策│発毛剤と育毛剤の違いとは

前回は、頭皮の常在菌に着目する女性向け育毛剤のトレンドについて書きました。

今回は、女性の薄毛対策の基礎知識、「発毛剤と育毛剤の違い」についてです。

よく混同されるのですが育毛剤と発毛剤は違います。

日本では発毛剤として効果が認められている成分はミノキシジルだけで、これが配合されていないと発毛剤とはいいません。(しかも日本で薄毛治療薬として認可されているのは外用薬だけで、内服薬は認可されていません)

ところで、このミノキシジル、妊活中や妊娠中、授乳中や、血圧に問題がある人は使えなかったり、また、全身の体毛が濃くなる「多毛症」になる可能性があるので、女性だと敬遠する人も。

そういった副作用を考えると、「まだ発毛剤を使用するほどではない」「今は授乳中なので使えない」という人には育毛剤がおすすめです。

育毛剤の中には、グリチルリチン酸ジカリウム(*1)やセンブリエキスなど、「医薬部外品」(*2)として厚生労働省が許可した有効な成分が一定の濃度で配合されているものがあります。

育毛剤によって配合されている成分が異なるので、一定期間以上試して効果が感じられないときは、別の成分が配合されているものを試してみるといいかもしれません。

 

 

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*1 グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸K2と表記されることも

*2 薬用と表記されることも

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